神秘的な女性の身体 産後の変化
先日、日本では浜崎あゆみさんが出産されましたね。ニュースをみて驚きました。
中でも8月までツアーをしていて、11月に出産、年末年始にはカウントダウンライブをしていたと、そのスケジュールと身体についても驚きの声があがっているようです。
プロとはいえ凄いとしかいいようがないです。
どのように管理をしていたのか気になります。
私は韓国でサンモトウミといって、産後のお手伝いをする仕事をしています。
韓国では産後のケアが充実しています。産後は重要だという考えが強いからです。
この時ばかりは義母も良くしてくれる事が多いです(笑)
女性の身体って神秘的だと思いませんか?
1つの命に、もう1つの命が宿っている!!
その命を育てるのも、産むのも命懸け!!
子供が赤ちゃんの時だけ授乳ができる身体になり、母乳を飲まなくなれば出なくなる!!
自分の体ですが、とても不思議です(笑)
今回はそんな神秘的な女性の身体、その裏の産後直後の変化とケアのポイントをお届けしたいと思います!
産後の身体は、交通事故全治3ヶ月(1ヶ月、6ヶ月と言われていたりもしますが)とも言われるほど、身体はボロボロです。
ホルモンにより高揚していたり、本人は元気で何でもできると動いてしまいますが、想像以上にダメージを受けているので、赤ちゃんのお世話と食事以外は寝る!くらいがいいです。
その時は大丈夫でも、無理をすると後に様々な症状が出る恐れがあります。
ですので、産後は特に1ヶ月は゛ちょっとくらい手抜きの生活゛が良いかもしれません。
妊娠前の状態に回復するという定義として、性殖器(子宮や傷)が元に戻るのに3ヶ月~1年というのが目安になっています。
1、骨はボロボロ?関節に注意!!
→特に股関節はかなり緩くなっています。
つい授乳やオムツ替えなどで、首や腰、膝などを痛めやすいです。
・ストレッチをしたり、負担にならない体勢でできる工夫をする。
姿勢は本当に気を付けたほうがいいですね。
・洗濯物、雑巾など絞る行為は手伝ってもらう。又は軽くする。(手首に負担がかかります)
・重いものは持たない。(赤ちゃんより重いものは持たないなんていうのも言われてます。)
2、産後に万能薬、ワカメスープ!
・韓国では産後1ヶ月、朝昼晩に加え間食の時もワカメスープを飲むのが基本!
→ワカメはお腹の中や血液などを掃除してくれる作用があると言われています。
また、産後は傷のせいもあり便秘になりやすいのですが、ワカメスープは快便になります。私も産後、便秘で苦労することは全くありませんでした。
母乳もよく出るようになり、ミネラルも豊富にとれるので良いとされています。
3、患部の傷のケア
→傷の痛みや分泌物の変化、発熱の有無などに気をつける必要があります。
<経膣分娩をされた方>
・座浴
・大便をした後はフタをして流す。
※座ったまま流すと水流にのって大腸菌が浮遊するそうです。傷や膣に菌がつくと炎症をおこしかねません。
・浴槽に浸かるのは1ヶ月後から。
4、体を温める
・冷たい風に当たらない。
→どの季節に生まれても靴下は着用。夏は暑いですが、扇風機やエアコンの風に直接当たらないようにするのが当たり前の韓国。夏の出産はかなりキツいようです。。。冬も空気や風が冷たいので注意が必要です。韓国では冬は特に特別な用事がない限り、少なくとも1ヶ月は外に出ません。
・お風呂やドライヤーなども素早くします。
・冷たい水を飲まない、触らない。⇒温かい水を使う。洗い物や洗濯は手袋着用する。
とにかくあたためる。暖かく過ごすことが重要です。
5、テレビや本、携帯を見るのは短くする
・目に悪いので見ないほうがよいのですが、見るなというのも難しいもの。無理のない程度にされるのが良いかと思います。
赤ちゃんが寝たらお母さんも寝れなくても目をつぶって休みましょう。
6、リラックスタイムを作る
→産後はホルモンバランスが特に不安定であり、赤ちゃんのお世話で寝れない事も多いです。
ホルモンの関係で、赤ちゃんを守ろうとする思いが想像以上に強くなり、時には夫や義父母などの対応によって、敵対心が出ることもあるようです。
産後欝は10人に1人がかかるとも言われています。
家族の協力が得られると良いですね。
・出産前から何でリラックス出来るのか、自分を知っておくと良いです。
ex)アロマ、ヨガ、体操などなど
(体操は産後体操というのもあります。)
・支援情報なども調べると出てくるので、出産前に自分に必要な情報を調べておくのも、産後良く過ごす助けになるかと思います。
詳しく書けばまだまだあります。ネットで詳しく調べられるので、検索してもらうのもいいかと思います。
人によって環境が違い、親や知り合い、旦那さんの協力が得られる人もいれば、得られるのが難しく1人でなんでもやらなければならない人もいると思います。そういう方はできる範囲内で気をつけてくださいね。
また、できる出来ないに関わらず、こういう変化があるんだな、重要な時なんだなと言うことを知っていることも大切です。
女性の皆さん、神秘的な身体!大事にしてください!!(もちろん男性の身体も神秘的です。)
女性の妊娠、出産について、男性にももっと知識を持って頂けるといいなと思います。
大切な命を育てる。
夫婦、家族、周りが協力し合っていけるといいですね。