UCHITERASUのブログ

UCHITERASUは内×家(私自身の内面を磨く×明るく幸せな家庭をつくる×周りを明るく照らせる人になる)という意味を合わせ持って、恋愛や結婚・家庭に関する情報を発信しています!

諦めず、紡いできた家族のチカラ

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確実に「ソロ社会」に向かう日本

夫婦と子どもで成り立つ世帯である核家族化に突入して久しい日本ですが、この数年間で核家族よりもさらに分解された単独世帯、つまり一人暮らし世帯が急増加し、2015年には35%にもなり、2040年には40%に達すると予測されています。

(【出典】総務省 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd141110.html 

日本の少子高齢化を招く要因の1つとして、結婚をしない、生涯独身を貫く方が増えていることが挙げられます。子どもが居なくなると、この世界ってどうなっちゃうんだろうと、ふと考えることがありますが、私は一言で「人間がエゴになる」と思います。f:id:uchi-terasu:20200224134432j:plain

子どもはタカラ

以前、幼稚園を通りすぎた時に避難訓練で消防士が来ていました。消防士さんのカッコいい話が終わった途端に、一目散に子どもたちに囲まれ、飛びつかれ、さすがの消防士さんもナヨナヨ。

また、別の場面ですが、社長風格の男性は子どもを抱っこすると、子どもに唇を引っ張られ、ビヨーン。どんな人でも子どもには敵わないなと思わされます。

人は愛を授け受けしながら、成長していきますが、リトル怪獣のようにわんぱくでパワーあふれる子どもに対してはひたすら与えていくしかない、いわば自己犠牲の連続ですよね。

その代価は無邪気な笑顔。その笑顔にやられて、慰労されます。子どもたちのためにより良い未来をつくっていきたいと思うのも自然の発露。自己犠牲ともいえる境地を経験することで私の心の器も大きくなっていきます。    

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家族というジレンマ

いきなりダークモードに入りますが、家族というワードを聞いただけで、心が苦しくなる方もいると思います。私もそのうちの1人でした。ちょっとだけ私の人生ストーリーをつづらせていただきます。

私は両親の夫婦げんかによって、幼少期から心身に影響を受けてきました。そのために自分自身を治療しようと心理学をかじり、自分の内面を研究したりしました。

私が唯一、恨んだことのある人が父でした。私が21歳の時、父は60歳の還暦を迎えました。その誕生日会で父が話してくれたことがあります。

「自分が生きてくる中で多くの人を傷つけ、自分も傷ついてきた。しかし、人生最期、残ったのは、赦して愛して前進するしかないということだ。」と。。。

これが私の心に深く刻まれ、人生最大の教訓になりました。人生において唯一、恨んでいた父から、「赦し」を説かれたのです。


諦めず、紡いできた家族のチカラ

それから10年が過ぎ、母が病気を患うことで、やっと父が母をいたわるようになり、夫婦の仲が深まったようです。両親は今年で結婚45周年。夫婦の契りを諦めず、努力してきてスゴイなと思います。

さらに、父が70歳の古希を迎えた直後に私が子どもを出産すると、父はびっくりするほど穏やかになりました。

そして、私自身も、どう頑張っても30年間解けなかった父に対するわだかまりが、息子の誕生とともにスーと溶けていくのを感じました。

生命の連鎖を通して、人は成長し続けるんだなと、私と父を通して体感しています。

 

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家族という存在は近すぎて、時に辛くなるし、家族なんて必要無いと思う時もあるかもしれません。ですが、皆、それぞれの人生路程の中で苦悩しながら成長しています。

皆、言うにいえない事情を抱えているので、私が下手なことは言えないですが、
家庭を築くのが嫌で、結婚に踏み出せず、一生独り身でいいと思っている方がいらっしゃれば、諦めることだけは避けられたらいいのではないかと感じます。

余談ですが、私の知り合いで、69歳でご結婚された方がいらっしゃいましたが、結婚できた秘訣は、結婚願望を諦めずに持ち続けてきたことだそうです。

何事にも通じるように諦めずに努力し続けること、一歩踏み出すことで、何か道が開かれてくるかもしれないですね。

 

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