結婚は人生の墓場!?~地獄から天国に変える方法とは?~
『結婚したまえ、君は後悔するだろう。結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう』 これは有名なデンマークの哲学者キルケゴールが残した名言です。
結婚生活は完璧に幸せしかないと言える人は少ないでしょう。良いこともあり、悪いこともある。
ここでは、結婚生活は本当に人生の墓場なのか?そうだとするならば、そのような地獄からどのように天国に変えられることができるのか!? お伝えします。
結婚生活はまさに人生の墓場!?
女性であれ男性であれ、誰だって最初はキラキラした結婚生活に憧れます。朝起きれば、優しく微笑んでくれるパートナーがいて、休みの日は二人で仲良くデート、そんな夢を描いたこともあったかもしれません。しかし、理想と現実はやっぱり違うものです。いざ蓋を開けて見れば、彼のいびきにイライラし、 休日も疲れ切って彼はゴロゴロしてるだけ、金銭的な余裕もなくなり、パートに家事、しかし彼は全く手伝おうともしない。 「こんなはずじゃなかったのに!」 一方、男性からすると, 奇麗だった彼女はどこえやら、今では女っ気もなくなって、お金も自由に使えない、挙句の果てに、彼女は怒ってばっかり、「なんて理不尽なんだ...」 「こんなことなら結婚しなきゃよかった...」
「結婚は人生の墓場である」それはこうした結婚の現実の中から生じた言葉なのかもしれません。しかし、それはある意味で間違ってはいません。何故ならば、結婚することによって, 「 私の人生 」は終わり「 私たちの人生 」が始まるからです。
一人の人生が二人の人生に
私の母がよく、結婚がもたらす変化を自転車の二人乗りに例えて、話してくれました。 「 結婚生活ってのは、今まで乗り慣れた一輪車を乗り捨て、乗りなれない自転車に、二人乗りをするようなものだよ...」
自由に一人で乗っていた時よりも、乗り心地も悪く、しかも重くて全然進まない、一人乗りの方が断然楽で、ペダルも軽かったのに...。
そうなんです!!!!!一人で生きてきた感覚からすれば二人で生きるというのはとても不自由で思い通りにいかないことの方が多いのは当然です。
しかし、「一人の人生」と「二人の人生」とでは そもそも 喜びや幸せを感じる方法が異なるのです。
二人の人生には、自己の目標を達成することよりも もっと大きな幸福感があるのです。それが「誰かのために生きる喜び」であり、「誰かと人生を分かち合う喜びです」 綺麗な景色を見たら、それを妻と見たいと思い、美味しいものを食べたら、そこに家族を連れてきたいと思う。 それが家庭を持った人の喜びであり、幸せなのです。
地獄を天国に変える方法
私が好きな本に「天国と地獄」という話があります。
出典: 天国と地獄の長い箸のお話…絵本『世界のなぞかけ昔話1 どうしてかわかる?』 - honn blog
ある人が地獄に行くと、みんなが丸い食卓を囲んでご飯を食べようとしていました。しかし、彼らの持つ箸があまりにも長くて、自分の口まで持ってこれず、空腹でうめき声をあげているのでした。
一方 天国に行ってみると、地獄とは違い、みんな楽しそうに食事をしていました。丸い食卓も、長い箸も地獄とは何も変わらないのに、何が違っていたのでしょうか?
それはただ一点、 天国ではその長い箸を使って、自分の口ではなく 互いの口に食べ物を運んでいたのです。天国も地獄も「人の生き方」一つによって決まる。この話は私たちに、そのことを教えてくれています。
結婚生活も同じです。もし今あなたが箸の先を自分に向けているのであれば 天国とは程遠いかもしれません。しかし、もしあなたが小さな勇気を持って、その箸の先を自分ではなく相手に変えるならば、自分の幸せよりも相手の幸せを願ったのならば、大きな変化が訪れるでしょう。自分のための結婚から、相手のための結婚へ...
それは少し難しいかもしれませんが、自分のためだけではなく、相手と共に幸せを作り出そうすることができたのなら、そこはすなわち天国になるでしょう。